[事例56]男性に婚約者がいることを知らずに少し親しくなっただけで訴訟を提起されたが,支払いなしで和解成立した事案

依頼者

30代女性会社員(大阪市在住)

相手方

30代女性会社員(岸和田市在住)

結婚歴

双方ともになし

別居の有無

双方ともになし

子ども

双方ともになし

主な争点

肉体関係の有無,婚約者の存在の認識の有無

解決までの期間

約9か月

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相談に来たきっかけ

原告の女性から,原告女性の婚約者であった男性とともに損害賠償請求の訴訟を提起されたため,知人のご紹介を受けて,当事務所にご相談にご来所されました。

事案の概要

依頼者はある男性と少し親しくなったものの,その男性が婚約していることも知らず,また互いに恋愛感情等はまったくありませんでした。しかし,男性の婚約者だった女性が探偵を雇い,依頼者の自宅へ男性が1回出入りした写真を押さえ,それを証拠に依頼者と男性は肉体関係を有し,男性が婚約者だった女性に話した内容から,依頼者は男性が婚約していることも知っていたとして,損害賠償請求の訴訟を提起されました。

解決内容

婚約者の男性から婚約者だった女性に対し100万円を支払い,依頼者から婚約者の女性に対する支払いはしない内容で和解が成立しました。

解決のポイント

依頼者が婚約者だった女性に損害賠償義務を負うのは,男性が婚約していることを知った上で肉体関係があったとされる場合です。本件は,依頼者と男性の尋問が行われ,裁判官としては肉体関係はあったとの心証でしたが,依頼者が男性が婚約していることを知っていたかについては認定できないとの心証でした。そのため,判決となる場合には,依頼者に対する請求は認められない可能性が高かったため,婚約者だった女性側は,依頼者からは金銭の支払いはない内容で和解に応じました。肉体関係,婚約者がいることを知っていたことを証明する責任は婚約者だった女性側にあります。当方では,依頼者が男性に婚約者がいることを知っていたとして,女性側が主張する事実があったかどうか疑わしい,ということを男性の尋問時に明らかにすることで成功した事案でした。

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